最近披露宴でのテーブルラウンド演出で、果実酒ラウンドが人気です。
instagramなどで投稿している卒花さんたちも多いので、ご存じの方も多いはず。
こちらの記事では演出のプロとしてテーブルラウンドで果実酒づくりを成功させるポイントをご紹介します。
結婚式・披露宴の果実酒ラウンド演出って?
最近人気のテーブルラウンド演出の1つです。
新郎新婦で空のビン・容器を持ち、各卓をまわります。
ゲストにはフルーツを詰めていただき、最後に高砂でお酒を2人で注ぎます。
演出自体はそこで終了ですが、1,2ヶ月後には甘いお酒が出来上がりますので、その頃にゲストを改めてお家に招いて作った果実酒を振る舞うのも素敵ですね。
果実酒ラウンドをしよう!準備編
まず果実酒のテーブルラウンドを行うためには準備するものがあります。
容器、お酒、フルーツがメインになりますが、詳しく解説しましょう。
おしゃれな容器
まず容器を買うことから始めます。
- 容器でもゲストにフルーツを入れていってもらい、果実酒にするための大きめの容器
- 最後に高砂でお酒を注ぐお酒用の容器
の2種類が必要です。
せっかくの結婚式でこのような味気ない瓶でテーブルラウンドしてもおしゃれじゃないですよね。
せっかくならおしゃれな容器を選んで購入しましょう。
サイズは4〜6L程度で大丈夫です!
新郎新婦が無理なく持てる大きさで、大量に作る必要もないので、このくらいのサイズで大丈夫でしょう。
購入は街の雑貨屋さんでもOKですが、大体のお店はネット通販も行っているので、Amazonや楽天ショップ、Yahoo!ショッピングなどを活用して探してみましょう!
また、しっかりと美味しい果実酒を楽しみたい場合はビンの容器をアルコールで消毒したり、ガラス製のものは煮沸消毒などを行い清潔な瓶を使いましょう。
お酒選び
果実酒に使われる代表的なお酒はホワイトリカーというお酒。
無味無臭でフルーツの味を活かすに最適なお酒です。
アルコール度数は35度と少しきつめですが、フルーツの果汁と合わさり薄まるのと、実際に飲むときはソーダやお水、氷で薄めることもできるのでお酒が苦手でも大丈夫です!
その他にも
- ウォッカ
- ブランデー
- ジン
などのお酒を使用する方も多いですが、消毒や味の染み込みなどを考えて35度以上のお酒を選ぶようにしましょう。
特にこだわりがないのであれば透明のホワイトリカーのほうが見た目も綺麗で迷う必要もないのでおすすめ!
果実酒のフルーツ選び
結婚式・披露宴で使用するテーブルラウンド演出として果実酒を実施するのであれば見た目は大事にしたいところ。
見た目が綺麗に見え、果実酒にオススメなのは
- バイン
- いちご
- レモン
- さくらんぼ
- りんご
- もも
- オレンジ
などです。
フルーツを選ぶ際も彩りや入れてもらう順番なども意識して、各卓毎にフルーツをわけると見栄えがよくなります。
ただ、フルーツは多岐にわたりますが、以下のことは注意して準備しましょう。
- 新鮮
- 傷がない
- 農薬などをしっかりと洗い落とし、乾かす
の3点が重要です。
傷や新鮮さなどは見た目の問題もありますが、長い間お酒をつけることに生るので腐食などの原因になります。
結婚式・披露宴で果実酒ラウンドを成功させるためのポイント
上記のことをしていただければ美味しい果実酒を創るポイントになります。
しかし結婚式演出.comとして果実酒ラウンドを成功させるポイントをご説明しますね。
それは、「司会者からのアナウンスの工夫」と「悪ふざけ防止」です。
司会者からのアナウンスの工夫
司会者からのアナウンスの工夫とは司会者の方にアナウンスをして果実酒づくりの説明をしてもらうことになると思いますが、その際に是非「皆さんと作ったお酒ができたら皆様に振る舞わせてください」と伝えると良いでしょう。
そして、テーブルラウンド中にも
「今度遊びに来てね〜」
や
「また飲もう」
などの会話すると良いでしょう。
結婚式ではどうしても新郎新婦と距離が遠くなりがちですが、そういったお誘いをもらうとゲストも嬉しいはずです。
あくまで果実酒を創るためではなく、果実酒ラウンドを通じてゲストとコミュニケーションをとることを大事にしてください。
悪ふざけ防止
もう一つ悲しいことに、果実酒づくりで失敗してしまった例もあります。
- 好きなだけいれるようにしたら、1人がたくさん入れて残りの人の分が少なかった
- ごちゃまぜに入れられて見栄えが良くなかった
などの話をよく聞きます。
ゲストもお酒が入って悪気はないのですが、新郎新婦も披露宴中のため強く言えず…なんてこともありますので、「好きなだけ」「何を入れてもOK」という形ではなく、「1卓どのくらいなのか」「このテーブルは何を入れるのか」などを事前に決めて、それにそってゲストに渡すようにするとよいでしょう。