結婚式場で働くスタッフは、ほぼ毎週色々な方の披露宴を間近で見ています。
そんな慣れ切った状態でも、思わず感動してしまう式もあります。
では、様々な結婚式・披露宴演出を見てきたスタッフでも感動する演出とはどんなものなのか。その具体例をご紹介します。
サプライズでプロポーズ
新郎新婦が多忙だったり、授かり婚でバタバタしたりといったお二人だと、意外と「きちんとしたプロポーズが出来ていない」ということがあるんです。
流れのままにとりあえず籍を入れて、結婚式の日を迎えるというパターンですね。
そんなお二人の披露宴で、新郎が新婦へ大勢の前で改めてプロポーズするのは、とっても感動的。
新婦の方は「仕方ないけどちゃんと言ってほしかったな」という思いがあることがほとんどなので、サプライズでされると本当に感動してみんな涙しています。
そんなお二人の様子に、思わずこちらもほろり。
もちろんすべてのお客様に対して今後の幸せを願っていますが、こうしたお二人にはより深く「幸せになってほしい」と思うものですね。
当日参加できないゲストからのDVD
どんなに行きたくても、どうしても結婚式を欠席せざるを得ない方がやはりいらっしゃいます。
そんな時にそのゲストの方からDVDが送られてくると、とても感動的です。
多くの場合、その場にいなくても、そこにいる誰より二人を思っている気持ちが伝わる内容になっています。
以前、「体の調子が悪くて披露宴会場まで足を運べないが、心から結婚をお祝いしている新婦の祖母」からメッセージDVDをいただいたことがありました。
涙ながらに披露宴に参加できないことを謝罪されていて、その上で「幸せになってね」と笑顔でおっしゃっている内容には、式場スタッフも思わず泣いてしまったことがあります。
お子様から新郎新婦へのお手紙
新郎新婦のなかには、入籍されてしばらく経ち、仕事と子育てが落ち着いたから式を挙げようというお二人もいらっしゃいます。
その場合、お子様も幼稚園~小学生くらいの年齢なことが多いです。
そんなお子様から新郎新婦へのお手紙を読まれたことがあったのですが、これも非常に感動的でした。
親族の方はもちろん、それまでお酒を大いに楽しんで盛り上がっていたご友人もしんみりと泣いてしまうほど。
式場スタッフも、披露宴が終わった後に「あれは感動したね」とお互い言い合っていました。
式場スタッフも感動する素敵な演出を
披露宴は必ずしも感動的でなければいけないというわけではありませんし、わいわいと楽しく過ごすのもとてもおすすめ。
ただ、もししっとりでみんなを感動させるものを作りたいとお考えなら、ぜひ参考にしてみてください。